虎兄弟「トゥー・ブラザーズ」で金髪碧眼ハンターを演じていたガイ・ピアースを観ようと
思って借りたDVD「プリシラ」を鑑賞。
オーストラリア映画です。
笑って歌って泣いての映画だった。
話は、シドニーのゲイパブのショーに出演する3人のゲイ、バーナデッド(テレンス・スタンプ)、 ミッチ(ヒューゴ・ウィービング)、フェリシア(ガイ・ピアース)のロードムービー。
老いていく自分の行く末を案じるバーナデッド、女性と結婚して子供もいるが久しぶりに 会う息子が自分を認めてくれるか悩むミッチ、若さ故に怖いもの知らずのフェリシア、 3人のゲイが地方のホテルのショーに出演する為、おんぼろバス「プリシラ号」で移動する、 という話で、近道しようと未舗装の脇道を進んで車が故障したり、社会的にマイノリティの 彼女(?)達が都会を離れて田舎に行った途端、白い目で見られたり、と、様々な出来事を 経て目的地に着くんだけれど、予定調和的なハリウッド映画にない雰囲気と親近感が ずっと続く映画だった。
3人の役者の演技には「本物のゲイ?」と驚いたが、自分に素直に生きていけば辛いことが あっても必ず自分にプラスになっていくということ、自分が日頃無意識にもっている偏見が 実に馬鹿馬鹿しいということ、なんてことに気付かせてくれる素敵な映画でありました。
この記事へのコメント
DSilberling
うつぼ
サントラ、本当にいいですよね。この作品は偶然レンタル屋で発見したのですが、私にとっては掘り出し物の名作です。
TaekoLovesParis
うつぼ
私もこの映画でゲイに対して共感を覚えました。
オーストラリアではマルディグラパレードというゲイパレードが年に一度開催さ れて、世界中から沢山の同性愛者が集まるそうですね。映画に出てくるよう なゲイの皆さんが大勢集まる光景を一度は見たいなあ、と思っています。