石と闘う ~手術編①~

総合病院での悶々~セカンドオピニオン~あっという間に入院、、
油禁メニューのショックで手術前日夜は早々に就寝した私ですが、
手術当日の緊張感というより「カンチョーは絶対イヤ」の一念で朝4時起床。(笑)

周りの患者さんを起こさぬように気をつけつつ、しかし下腹部に力が入らない辛さで
トイレとベッドを行ったりきたり行ったりきたり行ったりきたりの繰り返し。

因みに、この病院、男女共用なのです。 
患者数が少ないから仕方ないのですが、ちょと恥ずかしい。。

手術当日は当然アサゴハンもないのでひたすらトイレ~ベッドの往復を繰り返し
都合13回ほど踏ん張った結果、
「うつぼさん、それだけトイレに行ったんだったらカンチョーやらなくても大丈夫ね」
と昨晩のナースが言ってくれました。 ほっとしました。。。 ^_^;

体からあれだけ水分が出たので脱水症状になるかと思いきや、
ナースが「うつぼさん、点滴ですよー」とブドウ糖やビタミンの入った点滴を入れてくれたので、
あとは午後の手術まで何もすることがなく、点滴したまま本を読んだりぼけーっとしたり。

と、午前中の外来診察を終えた外科先生がやってきて、
「うつぼさん、手術、何時ごろがいい?」と聞いてきます。
「いや、先生のご都合のよいお時間で結構ですが。」と答えると、
「じゃ、2時くらいにしとく? そうしよう、じゃ、2時ね!」と笑顔で答えて去っていきました。

外科先生があまりにアッサリ仰るもので、何だか拍子抜け。。。。。

手術直前になると、看護師長さんがやってきて、
「痰を吸い上げるチューブを入れますからね」、と鼻の穴からチューブを入れようとするのですが、

う゛ぅえ゛っ、う゛ぅお゛っ、う゛ぅあ゛ぁ~っ

鼻チューブ、、、胃カメラよりも苦しく、リバースしそうです。
とはいえ、勿論リバースするものは胃に存在しないので吐けませんが。。。。
※因みに、この鼻チューブ、最近消化器系の手術を受けた友人によれば
 現在は医療の進歩のお陰で使用しなくなったようです。

何とか鼻の穴から体内にチューブが収まった後は、肩に筋肉注射。
冷たい液体がジュワジュワ~ッと入っていく感じが気持ち悪いし、
痛~い。

痛さの余り、世の中には知らないものが沢山あるんだな、などとトンチキなことを感じる私。

これで準備が出来たらしく、
看護師長さんが「じゃ、うつぼさん、手術室に行きましょうか」と言ったので、
「あの~、ストレッチャーに乗って運ばれたりしないんですか?」と質問した私。

「うつぼさん、何言ってんの、手術室、目の前にあるんだから歩くんですよ。
 でも、帰りは麻酔がかかってるからストレッチャーに乗れるわよ。ふふ。」と看護師長さん。

小さい病院ですから、私のいる大部屋の目の前が手術室。

10歩くらい歩いて、失礼しまーす、と手術室に入り、
体重計に乗りながら自分の名前と生年月日を言って、
すっぽんぽんで手術台(←意外と幅が狭い)に上がって仰向けに。。。

見上げると外科先生の顔。

「うつぼさん、これから手術しますからね。」という先生に、

「宜しくお願いします。」と下から先生を見上げてお願いする私。

酸素マスクをして先生が助手(麻酔医?)に何か呪文のような言葉を伝えて少し経つと、、、
まるで催眠術にかかったようにあっという間に記憶が遠のく私でありました。

麻酔って、効くまでせっせと数字を数えるものだと思っていたのに。。。。。 

(つづく)

この記事へのコメント

  • kikuzou

    麻酔ってそんなに効くんですか!一度は経験してもいいかも。
    あ、カンチョーはイヤですけど(w
    2007年07月13日 08:41
  • カンチョーは ちょっとねぇ。。(苦笑) 昔カンチョーをされた友人は 長い間 モゾモゾすると 嘆いていました(^^; 麻酔は 私もしたことありますよぉ。。 「あれ?いつの間に?」って感じでした。 続きが気になります。。。
    2007年07月13日 13:31
  • けっきょくカンチョーはなかったということですか。感想を聞けるいいチャンスだと期待したのですが・・・ちょっと残念。
    さて、いよいよクライマックスへ・・・ですね。
    2007年07月13日 16:36
  • kou

    何だかリアルタイムな書き方をされているので、ちょっとハラハラしながら読んでしまいました。
    私は全身麻酔の経験はないのですが、記憶があっという間に途切れるものなのですね。
    2007年07月13日 23:08
  • Catcat44

    うつぼさん、面白いです(笑)
    ただ、お昼休みに食事をしながら読んでしまったので、ちと笑いを堪えるのが大変でした。隣の島で仕事している人もいたし(苦笑)
    看護師長さん、きっとこの患者さんはストレッチャーに乗ってみたかったと、きっと思われたのでしょうね。ま、何事も、体験してこそ、ですから。麻酔も手術もカンチューもおえっもちょっとイヤですが・・・
    2007年07月14日 16:59
  • うつぼ

    kikuzouさん、こんばんは。
    麻酔の効きは個人差があるようですが、私はあっという間に記憶がなくなりました。。体に負担がかなりかかりますから全身麻酔はしないに越したことはありませんよ。
    カンチョーもしないに越したことはありませんねぇ。(笑)
    2007年07月14日 19:15
  • うつぼ

    恭さん、こんばんは。
    カンチョー、しないで済んでホッとしました。(笑)
    以前手術前にカンチョーを体験した友人は「こんなに沢山の液体が体の中に入っちゃうわけ?」と身震いしたものの意外と平気だったと言ってましたが。。。
    麻酔、恭さんもされたことがあるんですか。私の覚醒については今日の記事に書きましたがトホホです。。。
    2007年07月14日 19:20
  • うつぼ

    cocoa051さん、こんばんは。
    皆さんカンチョーが気になるんですねぇ。(笑)
    私はしないで済んでほっとしましたが、残念に思わせてしまってスミマセヌ。今日手術記事アップしましたが、その後も色々あったのでもうちょっと続きます。お付き合い下さいね。
    2007年07月14日 19:22
  • うつぼ

    kouさん、こんばんは。
    7年前のこととはいえ詳細な日記と自分と友人の記憶で長々と書いてしまてっていますが、書いている本人もちょっとハラハラしています。(笑)
    最近は麻酔の技術も進んで硬膜外麻酔で済む場合もあるようですが、全身麻酔はやはり大変ですね。麻酔がかかる前に「覚醒しなかったらどうしよう」などと不安に思いましたし。。
    2007年07月14日 19:26
  • うつぼ

    LICCAさん、こんばんは!
    >面白いです(笑)
    ありがとーございます!
    最近、手術を受けた会社先輩によると大病院でも手術室まで歩いていくことがあるようですね。今思い返すと私もアホなこと言ってるなあなんて思ったのですが、当時は先入観みたいなものがあって目の前の手術室でもストレッチャーに乗るもんだと思い込んでいました。
    この経験は非常に貴重ですが一度で十分ですよ。。。
    2007年07月14日 19:30

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