御所を南から北に通り抜けて、
お寺の特別拝観は訪問時は行っていなかったのですが
昨年、上野で期間限定の若冲展に4時間待ちとか5時間待ちとか、
訳わかんないくらいの盛り上がりだったのを思い出すのですが、
あれは運営上にも問題があったのでしょう。こちらは行列なし。
美術館は、お寺の奥にあるので、
(承天閣美術館といいます)→ http://www.shokoku-ji.jp/j_nyukan.html
伊東若冲自身が、相国寺の在家坊主だったので、
ここの美術館で作品を所蔵しているようですね。
若冲の描く花や鳥、本当に緻密で好きなのですが、
ビデオで若冲の半生が館内で見られたので見ていたら、
商家の長男(青物問屋?)で家を継いだものの商才いまいちで、
弟に家を譲って、裕福な家柄だったので、鶏を飼って観察しながら
日々絵を描いたりして過ごしていたとか。
最近、画家の演じを観るときにその人の半生を知ると更に興味が湧きますが、
ちょっとのんびりした感じの人だったのかな、と思うと、
親近感が湧きながら見ることができました。(館内残念ながら撮影禁止)
今回は、初公開の鸚鵡の絵が白い色合いの鸚鵡の羽のふさふさ感が素晴らしくて
本物が飛び出てきそうなくらいの作品で見られて感激。
で、1時間ちょっとゆったり鑑賞した後は、お寺の敷地内をぐるぐるっと見学して、
こういう不届きな人、いるんですかねぇ。
残念ながら中には入れませんでしたので、手を合わせて失礼しました。
と、ここから旅のラストスパート! 急ぎます!
(つづく)
この記事へのコメント
keisuke
うつぼ
若冲の描く鶏、本当に表情がいいですよね。
のんびり毎日観察していてもあそこまで描けるとは。(@_@)