倉本聰作品ということで映画館で鑑賞しました。


あらすじは映画.comさんより。
金額や評価では世界的な画家・田村修三の展覧会で作品のひとつが
贋作だと判明する事件が起こる。
事件の報道が加熱する中、北海道・小樽で女性の死体が発見される。
このふたつの事件をつなぐ存在として浮かび上がったのが、
新進気鋭の天才画家と称されながら、ある事件をきっかけに人びとの前から
姿を消した津山竜次だった。
かつての竜次の恋人で、現在は田村の妻である安奈は小樽へ向かい、
二度と会うことはないと思っていた竜次と再会を果たすが……。
金額や評価では世界的な画家・田村修三の展覧会で作品のひとつが
贋作だと判明する事件が起こる。
事件の報道が加熱する中、北海道・小樽で女性の死体が発見される。
このふたつの事件をつなぐ存在として浮かび上がったのが、
新進気鋭の天才画家と称されながら、ある事件をきっかけに人びとの前から
姿を消した津山竜次だった。
かつての竜次の恋人で、現在は田村の妻である安奈は小樽へ向かい、
二度と会うことはないと思っていた竜次と再会を果たすが……。
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どこか惜しいような、モヤモヤが残る映画でした。
周囲の評価やオークションの値段に関係なく、自分がいいと思えばいい、
美とはそういうもの、と言いたかったのかな、と思いながら観終わりました。
自分もそうですが、何か買うときは評価を観たりする癖がついていますが、
十人十色、誰かがいいといっても私にはいいと思えないこと、その逆もある訳で、
以前、千葉県の川村美術館の学芸員の方が、現代アートの説明をしながら
どこか惜しいような、モヤモヤが残る映画でした。
周囲の評価やオークションの値段に関係なく、自分がいいと思えばいい、
美とはそういうもの、と言いたかったのかな、と思いながら観終わりました。
自分もそうですが、何か買うときは評価を観たりする癖がついていますが、
十人十色、誰かがいいといっても私にはいいと思えないこと、その逆もある訳で、
以前、千葉県の川村美術館の学芸員の方が、現代アートの説明をしながら
(フランク・ステラの「ポルタゴ侯爵」の前での説明だった記憶)
アートといってもなんだかわからないと思う人がいてもいいんですよ、
いいと思うかどうかは人それぞれ、ただ、自分がわからない作品を否定せず
世の中にはこういう芸術もあるんだな、と思うのがよいと思います、と
言ってくれたのが30年以上前の話ですが未だに記憶に残っています。
こういうのって、芸能人や日本酒、食べ物などの好みもそうだと思いますが
今作を観ていて、
アートといってもなんだかわからないと思う人がいてもいいんですよ、
いいと思うかどうかは人それぞれ、ただ、自分がわからない作品を否定せず
世の中にはこういう芸術もあるんだな、と思うのがよいと思います、と
言ってくれたのが30年以上前の話ですが未だに記憶に残っています。
こういうのって、芸能人や日本酒、食べ物などの好みもそうだと思いますが
今作を観ていて、
この作品を思い出したのですが、予約困難なお店に行くことで満足する、
何を食べたか覚えていないお金持ちの老夫婦が登場し、有名シェフがそこを
指摘する場面を思い出しました。
自分も含めて周りの評価を気にしがちですが、そうことは気にしなくても
いいのかな、と思いながらやはり気にしてしまいますね。
と映画の感想はこういう感じですが、映画の内容は悪くないものの、
描き方はそこまで深くない感じ(登場人物とエピソードが多いからかも)
一番の違和感は、石坂浩二さんのキャスティングでした。
役柄的にはぴったりですが、もっくんや仲村トオル、きょんきょんと同年代、
という設定はちょっと無理があるよなあ、と冒頭に感じてしまったまま、
それを最後まで引きずってしまい、肝心の映画の物語に入りきれなかった
という言い訳です。(^-^;
あとは、清水美沙さん演じる牡丹というキャラクターの描き方が物足りない、
というかもっくん演じる津山について描く中で大事な存在だと思いましたが
意外とあっさりな扱いが残念だったとか、中井貴一さん演じるスイケンに
ついてもせっかく津山を描くための大切なキャラクターでありながら
どこかあっさりとしたイメージがありました。
おそらく、映画の尺に対して盛り込みたいことがたくさんあったのかな、
と思うのですが、内容がよい分どこか惜しい気がしてしまった、
「海の沈黙」でありました。
何を食べたか覚えていないお金持ちの老夫婦が登場し、有名シェフがそこを
指摘する場面を思い出しました。
自分も含めて周りの評価を気にしがちですが、そうことは気にしなくても
いいのかな、と思いながらやはり気にしてしまいますね。
と映画の感想はこういう感じですが、映画の内容は悪くないものの、
描き方はそこまで深くない感じ(登場人物とエピソードが多いからかも)
一番の違和感は、石坂浩二さんのキャスティングでした。
役柄的にはぴったりですが、もっくんや仲村トオル、きょんきょんと同年代、
という設定はちょっと無理があるよなあ、と冒頭に感じてしまったまま、
それを最後まで引きずってしまい、肝心の映画の物語に入りきれなかった
という言い訳です。(^-^;
あとは、清水美沙さん演じる牡丹というキャラクターの描き方が物足りない、
というかもっくん演じる津山について描く中で大事な存在だと思いましたが
意外とあっさりな扱いが残念だったとか、中井貴一さん演じるスイケンに
ついてもせっかく津山を描くための大切なキャラクターでありながら
どこかあっさりとしたイメージがありました。
おそらく、映画の尺に対して盛り込みたいことがたくさんあったのかな、
と思うのですが、内容がよい分どこか惜しい気がしてしまった、
「海の沈黙」でありました。
この記事へのコメント
溺愛猫的女人
夏炉冬扇
こちら、今日は短時間ですが、雪が降りました。
うつぼ
ザ・メニュー、以前記事でもアップしましたがかなり怖いです。
狂気というか、鑑賞後はどんよりしてしまいますが、ご興味ありましたら
ご覧になってみてください。
うつぼ
福岡は雪なんですね。昨日千葉は小雨の一日でした。
役柄分析が厳しいというか、、、、石坂浩二さんへの違和感が
初っ端から拭えないまま観終わってしまいました。